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SHIBUYA FASHION WEEK 2025 Spring × Bunkamura
Bunkamuraの未来を照らす新しいアート体験 2025
[ 発光 × 干渉 × 鑑賞 ]者

2025.3.13 - 3.23 @渋谷 Bunkamura1階 正面エントランス

都市とアートをテーマの展覧会にて、都市の要素から「構造体」「光」「影」「人通り」の要素を再構築し、

量子力学における二重スリット実験の構造から着想を得たインスタレーション作品。
実験における「観測」と、アートにおける「干渉」や「鑑賞」はどちらも第三者の存在が何らかの影響を与えているという共通点に、科学とアートのあわいにある描ききれない可能性を感じました。

​​<ステートメント>

私はこれまで、いくつもの変化する街を見てきました。

地元・横浜市郊外の田園風景に鉄道の高架が通 った夜、銀河鉄道のような光の筋が現れ、「未来」が来たのだと感じました。

14年間暮らす渋谷区では、都市開発が絶え間なく続き、工事現場が日常の光景になっています。巨大ビルが数日で姿を消し、隣のビルの背骨を露わにする。

流行りのお店の看板が塗り替えられ、その横で老舗の中華屋が変わらぬ佇まいで人々の空腹を満たす。

そんなふうに代謝する都市で循環するうちに、人間は都市という生き物の血流や微生物みたいなものだと錯覚します。

量子力学の「二重スリット実験」の構造に着想を得たこのインスタレーションでは、空間を行き交う人々が構造体や光と混じり合い、あるいは鑑賞し、 作品そのものに影響を与えます。

どこを歩くか、どこに立ち止まるか。気づかずに通り過ぎる人もいるでしょう。

アートにおける「干渉」や「鑑賞」は、作品のあり方を決定づける大きな要素で、鑑賞者がその意味や現象を認識した瞬間に、変容するものです。

人の流れによって変わり続ける都市の風景のように、この作品もまた。

私は、変化するその先の未来に彩りがあることを願わずにはいられません。

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Photo by Daisuke Omori



 

​<イベント>

●2025年3月12日(水)

オープニングレセプション

パフォーマンス:河野未彩(インスタレーション)× アオイヤマダ(パフォーマンス)× 千葉広樹(音楽)

●2025年3月16日(日)

トーク&パフォーマンス 「光と身体で街を記述する」

トークセッション:河野未彩 × アオイヤマダ 

パフォーマンス:河野未彩(インスタレーション)× アオイヤマダ(パフォーマンス)× 千葉広樹(音楽)

<メディア>

2025年5月12日〜18日

JR東日本 TRAIN TV「これび」放映

プロデューサー:織田笑里

ディレクター:長谷川哲也

制作スタッフ:小齊平亮

写真:大森大祐

© MIDORI KAWANO Design Lab

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